松江地裁
松江地裁

 益田市内でタクシー運転手の首を絞め現金を奪ったなどとして、強盗の罪に問われた住所不定、大学生の被告(22)の初公判が10日、松江地裁益田支部(中町翔裁判官)であり被告は起訴内容を認め、検察側は動機は大学を退学するためだったと指摘した。次回期日は3月2日。

 被告は起訴状の事実関係を認めた後、検察側は冒頭陳述で犯行前後の行動を明らかにした。

 2年になった昨年4月以降は大学を休みがちで、10月7~20日に鳥取市内の自動車学校で合宿に参加。その後、大学、被告、家族で三者面談をする予定だったが出席したくなく、犯行前日まで米子市内に滞在し、本籍地のある山口方面に向け益田駅まで列車で移動したという。所持金が底をつきかけ退学の契機になると強盗に及んだと説明した。

 犯行後は益田駅から列車で逃走し、奪った現金は交通費や宿泊費に充てたほか風俗店で使ったとした。

 起訴状などによると、10月26日未明、タクシーに乗車し益田市内の路上で停車させ、運転手の首を後ろから締め、現金を出すよう脅して3万円を奪った。乗車料金740円の支払いも免れたとしている。犯行後、29日に山口県下関市内にいるところを発見された。