ピーマンの集荷に使う川本町営バス=川本町川本
ピーマンの集荷に使う川本町営バス=川本町川本

 川本町営路線バスを使い、生産者が収穫したピーマンを集めて運ぶ貨客混載事業に町が取り組む。野生のニホンザルに食べられにくいとされるピーマンの生産を拡大する「ピーマン大作戦」の一環で、集荷作業を支援し、生産者増につなげる狙い。(佐伯学)

 旧JR石見川本駅(川本町川本)を発着する三原線木谷回りで週3回実施する。午前9時に駅を出発し、町内4カ所のバス停で、生産者が袋詰めしたピーマンが入った箱を車内に搬入する。午前9時56分、同駅で待つJA職員が箱を受け取る。運賃は1箱26円でJAが生産者から集め、町に納める。

 町は4月、事業に必要な少量貨物有償運送許可を島根運輸支局から取得した。バスの条例改正を経て、ピーマンの出荷時期に入る6月の開始を見込む。町産業振興課の名原昌邦課長は「生産者の負担を減らし、鳥獣被害に強い品目として振興したい」と話した。

 ピーマン大作戦は、農作物を食い荒らすサルに対抗するとともに、町の特産に育てる目的で、町とJAしまね島根おおち地区本部(邑南町下田所)が本年度から取り組んでいる。