子どもたちと出したアイデアを確認し、準備を進める増田光花さん(右)と松野下あかりさん=島根県海士町福井、隠岐島前高校
子どもたちと出したアイデアを確認し、準備を進める増田光花さん(右)と松野下あかりさん=島根県海士町福井、隠岐島前高校

 子どもたちが架空の町で仕事に就き、給料をもらって買い物を楽しむ遊びのプログラム「こどものまち」を、隠岐島前高校(島根県海士町福井)の女子生徒2人が29日に、海士町海士の交流施設「あまマーレ」で開く。将来を担う地元の小中学生に、町の発展に必要なものは何かを考えてもらい、まちづくりの大切さを伝える。

 企画するのはいずれも2年の増田光花さん(17)=兵庫県加古川市出身=と松野下あかりさん(17)=川崎市出身。こどものまちは、1970年代にドイツのミュンヘンで始まり、日本各地に広まった。増田さんは兵庫県高砂市で参加した経験があり「ぜひ隠岐でもやりたい」と発案した。

 昨年10~今年1月に小中学生を集めたワークショップを計4回開き、町に必要な店舗や施設について案を出し合った。本番では、学校や町役場、ラジオ局、写真店など13店舗・施設で子どもたちが働き、稼いだ通貨「マネー」を使って買い物を楽しむことで、町の仕組みや経済の循環を感じてもらう趣向だ。

 県内の高校生が地域課題の解決に挑む「しまね未来共創チャレンジ」の支援金を活用して取り組む。増田さんは「子どもが作り上げた町を楽しんでもらえるよう準備する」とし、松野下さんは「まちづくりの大切さを知ってもらうきっかけにしたい」と話している。対象は隠岐島前3町村の小中学生で、午前11時~午後4時半に開催。参加料100円で当日参加も可能という。
      (清山遼太)