学校敷地内を一般車両が通り抜け、事故が発生した五十猛小学校。暫定的に注意喚起の看板が立てられた=大田市五十猛町
学校敷地内を一般車両が通り抜け、事故が発生した五十猛小学校。暫定的に注意喚起の看板が立てられた=大田市五十猛町

 大田市五十猛町の市立五十猛小学校敷地内を通り抜けした一般車両に、児童がはねられた事故を受け、臨時の学校運営協議会が17日夜に同校で開かれた。通り抜けを禁止し、最徐行を周知徹底することを確認した。

 事故は12日に発生。男児2人が会社員男性(19)の軽自動車にはねられ1人が骨折、もう1人が軽傷だった。一般車両が学校敷地内の道路を通り抜け、近道できる状態だった。

 まちづくりセンターの関係者やPTA役員らが集まった運営協議会で、校庭と舗装された道路、駐車場が隣接する構造を踏まえ「これまでよく人身事故が起きなかったという受け止めだ。徐行の意識が極めて低い保護者もいる」との意見が出た。

 最徐行、通り抜け禁止を分かりやすく表示して再発を防ぐとともに、注意喚起の文書の町内全戸配布を決めた。下隅義久校長は「町全体の交通安全の機運を高めたい」と述べた。

 一方、市内の全小中学校を対象とした市教育委員会の調査で、五十猛小のように敷地内を通り抜けられる構造を持つのは、ほかにも久屋、仁摩両小学校、大田西中学校の3校があると判明。市教委は今後、3校を中心に詳しい実態を調べる。
      (曽田元気)