意欲を新たに練習に励む江田煌也さん(左)と細田琉永さん=安来市新十神町、バル・ホール
意欲を新たに練習に励む江田煌也さん(左)と細田琉永さん=安来市新十神町、バル・ホール

 このほど京都市であった社交ダンスの第8回全日本ジュニア10ダンス選手権(12~15歳)で、安来市の中学生ペアが3位に輝いた。山陰勢が表彰台に上がるのは初めてだという。初出場で快挙を成し遂げ「もっと上に行けるよう頑張りたい」と意欲を新たにする。 (桝井映志)

 ともに安来一中1年の江田煌也さん(13)と細田琉永(るな)さん(13)。江田さんは幼稚園児の頃、細田さんは小学1年の頃から社交ダンススタジオ「バル・ホール」(安来市新十神町)で習い始めた。ペアを組んで初めて挑んだ2022年11月の三笠宮杯全日本ダンススポーツ選手権のジュニア部門では8位となり弾みを付けていた。

 ジュニア10ダンス選手権はサンバ、ルンバなど10種目を踊り合計得点を競う。ペア6組の決勝で安来ペアは10種目のうちワルツ、タンゴなど4種目でトップの成績となり順位を押し上げた。「いつもよりきれいに踊れた」(江田さん)「観客にアピールでき、良かった」(細田さん)という。

 好成績に驚きながらも手応えをつかみ「ジュニアで優勝したい」(江田さん)「2人で息を合わせるのが大変なので、そこを頑張りたい」(細田さん)と精進を誓った。

 社交ダンスを子どもたちにも普及させたいと、13年にバル・ホールを開いた江田哲也代表(60)は「社交ダンスに関心が高まるといい」と教え子の活躍を喜んだ。