島根、鳥取両県など全国各地の複数の高校に「600万円を送金しなければ生徒や教員を殺害する」などと書かれたファクスやメールが届いていたことが24日、各府県警や教育委員会への取材で分かった。島根、鳥取両県教委は警察に通報し、学校に注意喚起した。
島根県教委によると、同日、多くの県立、私立高校に同様の内容のファクスが届いた。発信元は不明で、県教委は休校などの対応は求めなかった。鳥取県内では県立高校の全24校と私立の中高8校にファクスが届いた。米子東高が1限目の授業終了後に臨時休校し、鳥取緑風高は通常通り授業を行った。残り30校は雪の影響で休校していた。
徳島県では県立高校など計36校に、市外局番が「03」から始まる番号からファクスが送られた。県警によると1月中旬から保育施設などにも殺害予告のメールが相次いでおり、威力業務妨害容疑で捜査を進めている。
同様の脅迫文は埼玉、大阪、山梨、京都、広島など各府県の公立や私立高校にも送られた。各地では、府県警への相談や途中下校などの対応が取られた。













