生活者の視点で優れた広告を表彰する「JAA広告賞・消費者が選んだ広告コンクール」の表彰式が27日、東京都内であった。全6部門のうち新聞広告部門でグランプリ(最優秀作)に輝いた山陰中央新報社のブランディング広告「新聞を配ることは、気を配ること。」が表彰された。デジタル化が進む中、人から人へ情報を届ける新聞の意義を伝えたとして関係者にトロフィーが贈られた。
【動画・写真】「新聞を配ることは、気を配ること。」 JAA広告賞グランプリ
受賞作は2022年の山陰中央新報創刊140周年に合わせた企画で、新聞を届ける配達員の日頃の苦労や配慮を、編集、印刷を含め新聞に関わる人たちの情熱とともに、同年5~11月に紙上で連載。関連のテレビCMも、テレビ広告部門でグランプリに次ぐメダリスト(優秀作)に輝いた。
表彰式で、トロフィーを胸にあいさつした大庭浩史取締役読者局長は「新聞社にとって配達員はとても大切な存在だ。新型コロナウイルス禍でも毎日、新聞を読者の人に届けてくれた」とあらためて感謝の気持ちを表した。
広告制作のクリエーティブディレクターを務めたコピーライターで写真家の日下慶太さん、デザインを手がけた「あしたの為のDesign(デザイン)」(出雲市平田町)の布野カツヒデ社長も登壇した。
(原田准吏)













