大田市温泉津町の日祖地区に伝わる影ワニ(サメ)の民話がアニメになった。5分間の動画で、水産資源を保護する大切さや海に潜む怖さを伝える。8日は市立温泉津小学校や市役所で上映会があり、児童らが真剣な表情で見入った。
日本財団と国土交通省が連携し、次世代へ豊かな海を引き継ぐ「海と日本プロジェクト」の一環。影ワニの民話は、船乗りが海面に映った自身の影をサメにのまれると死ぬとされ、対抗してサメを殺した船乗りは後日、サメの骨が突き刺さって死んだなどと伝えられる。
アニメは、影ワニが出没するなぎの日に漁に出てはいけないという地元のおきてを破った漁師が、海面に人影が伸びる夕方まで釣りを続けた結果、影ワニにのみこまれて死んでしまったとの物語。長時間の漁による乱獲や、天気が急変する海には常に注意が必要といった教訓を、親しみやすい構成で伝えている。
温泉津小では約90人の児童が鑑賞。6年の安田美結さん(12)は「影ワニは海の神様のような存在だと思った。資源を守る大切さを感じた」と話した。
市役所で楫野弘和市長らに完成を報告した沼田心之介監督(42)は「海と共に生きる精神や文化を発信したい」と話した。
動画はユーチューブで公開する。
(曽田元気)














