絵の説明をする「松江ちぎり絵サークル」講師の小田川佳子さん(手前)松江市袖師町、県立美術館
絵の説明をする「松江ちぎり絵サークル」講師の小田川佳子さん(手前)松江市袖師町、県立美術館

 松江ちぎり絵サークルの50周年記念展が松江市袖師町の県立美術館で開かれている。会員17人が和紙を使い色彩豊かに仕上げた力作約100点が来館者を和ませている。22日まで。

 和紙ちぎり絵は米子市出身の故亀井健三さんが和紙を生かそうと1960年代半ばに始め、指導を受けた島根県東部の愛好家が普及させた。同サークルは69年に結成し県東部の愛好家が所属。70年から毎年展示会を開く。

 記念展は、新型コロナウイルス禍のため1年遅れで開催。初めてシャボン玉を見たときの孫娘の表情を鮮やかに描いた「未来へ」や、松江城と松江水燈路の幻想的な光を描いた作品、顔料を吹き付けて染色した和紙を生かして桜を表現した「お花見」が目を引く。

 来場した同市玉湯町玉造の平田敏雄さん(77)は「素晴らしい作品ばかり。作る過程が大変そうだが、作者の内面が表現されている」と感動した様子。サークル講師の小田川佳子さん(69)=松江市西川津町=は「和紙の柔らかい雰囲気を楽しんで、実際にやってみてほしい」と話した。

 入場無料。午前10時~午後5時(22日は午後4時まで)。(片山皓平)