第三章 反旗(百五十三)  溝渕はノートパソコンを引き寄せると、「さて、課長補佐・葉山幸雄君の上司、警察庁警備局警備企画課課長は誰ですか」と話しかけながらキーボードを叩いた。官庁のニュース...