【安来】安来市広瀬町富田、市立広瀬中学校で25日、ケルト音楽のバンド、FLOOK(フルック)が出張公演をした。アイルランドの伝統楽器で縦笛のホイッスルと打楽器のバウロンを使い、軽快な演奏を披露した。
市総合文化ホール・アルテピアで公演する縁で、広瀬中を訪問し、全校生徒約140人が聴いた。
フルックは英国出身の男女4人組。短いティン・ホイッスル、バウロン、ギター、フルートで演奏し、ティン・ホイッスルの軽やかな速吹きが圧巻。長いロー・ホイッスル、バウロン、ギター、アコーディオンに持ち替えてひと味違う演奏もあった。バウロンのソロ演奏では、ポコポコ、カラコロカラコロと、たたき方でさまざまな音が出る面白さを伝えた。
生徒から演奏家になった動機を質問されたフルートとアコーディオンの奏者セーラ・アレンさんは「音楽で人々と対話できるのがとてもすてきだから」と答えた。演奏を聴いた3年の浜田香芽(こうが)さん(15)は「知らない楽器があり、こんな音が出るんだなと面白かった」と話した。
(桝井映志)