土砂降りの中、交流試合をする少年野球チームの選手たち=島根県西ノ島町美田、西ノ島総合公園野球場
土砂降りの中、交流試合をする少年野球チームの選手たち=島根県西ノ島町美田、西ノ島総合公園野球場

 【西ノ島】社会人女子硬式野球チームの兵庫ブルーサンダーズ(兵庫県三田市)の選手らが島根県西ノ島町の少年野球チームと交流する「隠岐・西ノ島ベースボールシリーズ2023」が8、9の両日、同町内であった。公式試合のほか少年チーム同士の交流戦があり、大雨の中でも選手たちは熱戦を繰り広げた。

 ブルーサンダーズの高下(こうげ)沢(たく)球団代表(39)が約10年前に隠岐島前高校で講演したことが縁で野球による交流が続いていたが、新型コロナウイルスの流行で中断し、久しぶりの開催となった。初日は地元少年野球チームの西ノ島ドリームスとの顔合わせと交流行事があった。

 9日には西ノ島総合公園野球場で、ブルーサンダーズと岡山学芸館高校(岡山市)の女子硬式野球部が公式試合に挑み、少年野球の選手たちに巧みで迫力あるプレーを見せた。

 続いて西ノ島と有野西山少年野球団(神戸市)の交流試合があり、女子選手たちが審判を務めた。

 西ノ島の井上志瑳(しんざ)主将(11)は「初めての相手で、声出しがよくできていていいと思った」と話し、高下球団代表は「地元の人たちに温かく支えてもらった」と感謝した。(鎌田剛)