中学生だった頃、兄からExtreme(エクストリーム)の「Decadence Dance」という曲を聴かされ、「僕はイギリスのロックよりもアメリカンロックが好きなんだ!」とかなりの衝撃を受けた。
1989年に、「Decadence Dance」を含むファーストアルバム「Extreme」をリリースし、翌90年には、セカンドアルバム「Pornograffitti」をリリース。シングルカットされた「MORE THAN WORDS」は全米No.1に輝いた。今なお世界中で歌われ続け、多くの人が耳にしているはずだ。
そんな名曲を生み出したモンスター・アメリカン・ハードロック・バンドExtremeが今も活動してくれていることがうれしい。
7月度のエフエム山陰の洋楽パワープレイ「V-airツキ押しWP」はExtremeの最新アルバム「SIX」のリード曲「RISE」である。
通算6作目、なんと15年ぶりの新作。ヌーノ・ベッテンコートのギターが炸裂(さくれつ)し、ゲイリー・シェローンのボーカルが胸を打つ。
新アルバム「SIX」は、優しさあふれるアコースティックの曲あり、エッジの立ったハードな曲あり、美しいコーラスあり…。そして「エクストリームらしさ」に満ちたアルバムのリード曲が「RISE」。サウンド的には目新しいものはないし、時代の流れには合っていないと思う。でも、それでいいし、それがいいのだ。
7年ぶりのジャパンツアーも決定している。多くのロックファンは拳を上げて共に歌うだろう。
(エフエム山陰 高田リオン)