島根、鳥取両県が9日、定点医療機関で7月31日~8月6日に報告された新型コロナウイルスの感染者数は島根597人、鳥取637人で、1定点当たり島根15・71人、鳥取21・97人だったと発表した。前週比で島根は0・79人増加、鳥取は3・55人減少。盆休みを前に、両県とも感染拡大を警戒している。

 島根の管内別の内訳は、松江(定点医療機関11)184人、出雲(9)130人、浜田(5)79人、隠岐(2)62人、益田(5)58人、雲南(3)46人、県央(3)38人。隠岐は1定点当たり31・00人で感染が拡大している。病床(即応病床とコロナ患者が入院する一般病床の合計255床)使用率は7日時点で60・8%。重症者は2人。入院患者や職員の感染により、雲南市立病院(雲南市大東町飯田)は17日まで一部病棟の入院を制限する。

 鳥取の管内別の内訳は、米子(定点医療機関11)249人、鳥取市(12)228人、倉吉(6)160人。米子、倉吉は県が独自に定めた「警戒レベル」(1週間で定点当たり20人以上感染)に達している。  (中島諒)