島根県内外の少年サッカークラブに所属する小学生が試合を通じて技術向上を目指す大会「KUNIBIKIフェスティバル2023」がこのほど、出雲市内であった。地元の2チームのほか、過去に全国制覇したり、多くのプロ選手を輩出したりしてきた14チームが出場し、レベルの高い試合を繰り広げた。
出雲市を拠点にするクラブチーム「サンフレッチェくにびきFC」が初めて企画。中学生が対象のジュニアユースとは別に、4月に新しくU-12(12歳以下)のカテゴリーでチームを創設したのに合わせ、全国レベルのプレーやサッカーへの取り組みを学ぼうと大阪府や福岡県などのチームに参加を呼びかけた。
4グループに分かれた予選リーグを11日に行い、12日は決勝と順位決定トーナメントで競った。晴天の下、選手たちは大粒の汗を流しながら激しくぶつかり合い、得点を決めるとチームメイトとハイタッチを交わし喜んだ。決勝はセンアーノ神戸DREAM(兵庫県)が神戸FCボーイズ(同)を3-1で下して優勝した。
4位だったサンフレッチェくにびきFCの園山望君(11)=四絡小5年=は「県外のチームは自分たちがやらないようなプレーをしていて勉強になった」と話した。
(藤原康平)