米子市西町の湊山公園のソテツが開花した。花は10年に1度咲くとされるほど珍しく、来園者が見入っている。
同公園のソテツは明治末期の1907年に当時皇太子だった大正天皇の来訪を記念して植樹された。樹齢約360~370年で、最大の高さが3・5メートルの5株11本ある。
花は11本のうち、4本に咲いており、いずれも雌花で、直径は最大30センチ、長さ25センチの球状。
市都市整備課によると、22日に公園を管理する作業員が、花が咲いているの発見した。本干尾崇史課長は「JR米子駅南北自由通路の開通や米子がいな祭の50回記念を祝うような知らせだ。ぜひ見に来てほしい」と呼びかけた。 (柴田広大)