第三章 宝船(二十四)
「あちこちに気遣いして薬を売るとは、さぞ利が大きいのやな」
「大きい」
すんなりと認めた。
「そうやろうな。あの桃之介はんに渡さはっ...
第三章 宝船(二十四)
「あちこちに気遣いして薬を売るとは、さぞ利が大きいのやな」
「大きい」
すんなりと認めた。
「そうやろうな。あの桃之介はんに渡さはっ...
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