山陰両県の事業者が首都圏や関西圏のバイヤーと対面して商談する「山陰いいものマルシェ マッチング商談会in米子」が19日、米子市末広町の市文化ホールであった。食品、工芸品などを扱う19事業者が販路拡大を目指し、こだわりの品々を売り込んだ。
総合商社のJALUX(ジャルックス、東京都)や、百貨店のジェイアール西日本伊勢丹(京都市)など都市部を中心とした16社のバイヤーに説明した。
ナミノコ雑貨店(江津市波子町)は島根県西部の無農薬栽培のユズを使ったゆべし「ゆずpupu(ププ)」を紹介。商品を見せながら製造過程のほか、手軽に食べやすいようスライス状にして販売していることや、チョコレートといったほかの食材との相性の良さをアピールした。
店主の河村正樹さん(51)は「味に好評価をしてもらえた。各地域の販売事情も分かって良かった」と満足そうだった。
商談会は中海・宍道湖・大山圏域市長会、JR西日本、山陰中央新報社などでつくる実行委員会が主催した。(佐貫公哉)