第三章 宝船(三十五)
鍋の中がぐつぐつと煮立ってきた。
「薬の商いに出ている月日だけが、おれにとって本物だったんだ。桃之介との駆け引きめいたやりとりも、いや、それはあ...
第三章 宝船(三十五)
鍋の中がぐつぐつと煮立ってきた。
「薬の商いに出ている月日だけが、おれにとって本物だったんだ。桃之介との駆け引きめいたやりとりも、いや、それはあ...
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