衣装を着て舞台上で塩祓を舞う女子神楽同好会舞姫社中のメンバー=浜田市黒川町、石央文化ホール
衣装を着て舞台上で塩祓を舞う女子神楽同好会舞姫社中のメンバー=浜田市黒川町、石央文化ホール

 女性だけで舞も奏楽もする「女子神楽同好会舞姫社中」が8日夜、浜田市黒川町の石央文化ホールで、初めて衣装を身に着け舞台上で練習の成果を披露した。メンバーは緊張した様子で臨み、華やかな舞を見せ、終わると笑顔で喜んだ。今後は、人気演目「大蛇(おろち)」や「恵比須(えびす)」の配役や奏楽に分かれて練習に打ち込む。(陶山貴史)

 18歳から76歳のメンバー20人は、4月から五つの班ごとに旧浜田市内の神楽団体でつくる浜田石見神楽社中連絡協議会(長冨幸男会長)の会員から、舞の基本とされる儀式舞の「塩(しお)祓(はらい)」を習っている。4回目で塩祓の最後の稽古となった同日は、協議会の会員が見守る中、衣装を着けて練習会場となっている同ホールのステージ上で舞った。

 多くのメンバーが衣装の狩衣(かりぎぬ)やはかま、烏帽子(えぼし)を初めて身に着け、緊張の面持ちで舞台を踏んだ。2人一組で舞ったメンバーは互いに動きを目線で確認し合ったり、所作を間違ったりしながらも、堂々とした舞を披露。終えると「頭が真っ白になった」「緊張した」と感想を話しながらほっとした表情だった。

 今後は、メンバーの希望や技量に応じて、人気演目の「大蛇」、「恵比須」の配役別と奏楽に分かれて練習に打ち込み、2022年3月の初公演を目指す。

 浜田市田町の団体職員、吉田悦子さん(43)は「細かい所作は難しかった。終わってほっとした」と笑顔を見せた。