元プロ野球投手の川崎憲次郎さん(52)を招いた野球教室が10日、益田市乙吉町の市民体育館であった。市内の児童37人が、キャッチボールの基本と、何事も諦めない姿勢を学んだ。
学童保育や放課後子ども教室をサポートし、学びの機会を提供する「スミセイアフタースクールプロジェクト」として、住友生命保険(東京都)とNPO法人・放課後NPOアフタースクール(同)が開催。益田市内の放課後児童クラブ「よつばキッズスクール」や、吉田クラブ野球スポーツ少年団の小学1~6年生が参加した。
現役時代、ヤクルトで「巨人キラー」として名をはせた川崎さんは「脚を上げる時は軸足を曲げない」「肘は肩のラインより上に」とアドバイス。子どもたちはうまくできるまで何度も挑戦した。
川崎さんは、目標を設定する大切さを説き「ゴールから逆算して考えよう」と述べ「夢をかなえるには絶対に諦めないこと。失敗しても成功するまでやり続けてほしい」と訴えかけた。
サッカーに励んでいる高津小学校4年の松浦楓真君(9)は「諦めなかったら、いつか川崎さんみたいにプロになれるかも」と夢を膨らませた。(藤本ちあき)