10日午前11時45分ごろ、出雲市佐田町東村の無職若槻友益さん(66)方の車庫付近から出火し、木造一部2階建て母屋と木造平屋の納屋、車庫の3棟、計約270平方メートルを全焼した。隣接地を含め草地計約303平方メートルも焼いた。けが人はいなかった。
出雲署によると、若槻さんが車庫で草刈り機の燃料となる混合油を作っていたところ、突然付近から出火し、車庫の壁などに燃え移ったという。同署は、作業中に捨てたたばこの火が混合油に引火した可能性が高いとみて調べている。
近くに住む女性(71)は「パンパンと音がして外に出てみたら建物が燃えていた。火の手が上がり一気に燃えた」と話した。(月森かな子)