「はじめ人間ギャートルズ」の世界観を演出したベンチ=松江市末次本町
「はじめ人間ギャートルズ」の世界観を演出したベンチ=松江市末次本町

 松江市の松江京店商店街の一角に21日、同市出身の漫画家・故園山俊二さん(1935~93年)の代表作「はじめ人間ギャートルズ」の世界観を演出したオブジェがお目見えした。関係者は観光客などに園山作品を広めるきっかけになると期待する。 (高見維吹)

 かねて、松江京店商店街協同組合(松崎治郎理事長)は骨付きの「まんが肉」を再現したバーベキューイベントや、ギャートルズのエンディング曲を流すなど、園山さんの作品に光を当てて商店街を盛り上げてきた。

 さらに魅力を発信するため、中小企業庁補助事業採択を得て、看板制作や立体造形を手掛けるフタバ(益田市乙吉町)にオブジェの制作を依頼した。

 オブジェはベンチとして使え、三つある。骨付きの「まんが肉」やマンモスの肉、足跡を模し、ギャートルズの世界を表現。FRP(繊維強化プラスチック)製で直径は2メートル以内。

 松江市末次本町の末次本町広場であった除幕式には約50人が参加。園山さんを顕彰する「園山俊二の会」の原田康行会長(78)はオブジェを見やり「園山さんを知っていただくための広場ができてうれしい」と手を挙げて喜んだ。松崎理事長(54)は「あくまでスタート地点。観光客の方に園山さんを知っていただくきっかけにしていきたい」と力を込めた。