注意を呼び掛ける掲示物を置くとともに、傷を確認する金川大三副理事長(右)ら=松江市末次本町
注意を呼び掛ける掲示物を置くとともに、傷を確認する金川大三副理事長(右)ら=松江市末次本町
オブジェの欠けた部分=松江市末次本町
オブジェの欠けた部分=松江市末次本町
注意を呼び掛ける掲示物を置くとともに、傷を確認する金川大三副理事長(右)ら=松江市末次本町 オブジェの欠けた部分=松江市末次本町

 松江市出身の漫画家、園山俊二さん(1935~93年)の世界観を味わってもらおうと同市末次本町の広場に設置されたオブジェに、複数の傷がつけられていることが26日、分かった。5日前にお披露目されたばかりで、関係者からは怒りや落胆の声が上がっている。

 園山さんの代表作「はじめ人間ギャートルズ」に登場するマンモスの肉、骨付きの「まんが肉」、足跡の3種類。最大直径2メートルの繊維強化プラスチック製で、地元の松江京店商店街協同組合が、園山さんの作品に光を当てて進める活性化事業の一環で置いた。

 地元住民からの一報を受けた商店街関係者が25日、5センチほどの欠損など、それぞれに複数の傷を確認。

 近くの防犯カメラで調べたところ、24日午後11時ごろ、オブジェを障害物代わりにスケートボードをする若者5人組の様子が写っていたという。

 事態を受け、組合は「オブジェを傷付けないで」と書いた掲示物を設置。修復するかは決まっていない。

 21日のお披露目式後、観光客が座ったり、親子連れが写真撮影に訪れたりして憩いの場となっていただけに、組合の金川大三副理事長(56)は落胆。「オブジェを傷つけることは園山さんや作品を傷つけることと同じ。今後は絶対にやめてほしい」と訴えた。

      (古瀬弘治)