作品の準備をする山根由美さん(左から3人目)と生徒ら=出雲市大社町北荒木、ギャラリー記田屋
作品の準備をする山根由美さん(左から3人目)と生徒ら=出雲市大社町北荒木、ギャラリー記田屋

 【出雲】山陰中央新報社文化センター出雲教室の手編み講座に通う生徒らの作品展「四季のニット展」が28日、出雲市大社町北荒木のギャラリー記田屋で始まる。衣服や小物などぬくもりのある作品が並ぶ。29日まで。

 講師は手編み師範の資格を持つ山根由美さん(73)。2014年から講師を務め、2年に1回ニット展を開く。「面倒を乗り越えた先にすてきな物ができる」と教え、生徒が作品づくりに取り組む。

 作品は立体的に編み込んだり、複数の色の毛糸を使って模様を施したりして工夫している。衣服や人形、かばんなどの小物も並ぶ。素材による手触りの違いも感じられる。

 小学生の時から手編みを続け、教室の1期生、出雲市大塚町の木村恵さん(56)は人形を主に作り「作品を見て優しい気持ちになってほしい」と話した。

 色とりどりなニットボール(300円)を販売し、収益は慈善事業団体に寄付する。リース作りを体験できる有料のワークショップもある。午前10時~午後5時。29日は午後4時まで。(片山皓平)