【雲南】雲南市木次町平田の回遊式日本庭園「石照庭園」で、ハナショウブが見頃を迎えている。そよ風に揺れる紫や白の花々が、来園者を魅了している。園によると、25日ごろまで楽しめるという。
約20アールの庭園内に約400品種、約2千本が植えられている。今年は例年よりも3、4日早い5月31日ごろに開花。
濃い紫の「石照」や白い花弁に紫の脈が入った「白縞三英」、ピンク色の花びらが特徴的な「渡月橋」などがあでやかな花を咲かせている。
長男と次男を連れて訪れた同市木次町里方の主婦、渡部瑠美さん(32)は「初めて来た。品種の多さに驚いた」と話した。
園ではこのほか、しまねレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されているモリアオガエルの白い卵塊を見ることもできる。
(清山遼太)