歌や演奏を披露する津和野高校の生徒たち=島根県津和野町後田、同校体育館
歌や演奏を披露する津和野高校の生徒たち=島根県津和野町後田、同校体育館

 【津和野】島根県津和野町後田の津和野高校合唱部と吹奏楽部、美術部による恒例の文化部合同公演「JAM(ジャム)」が12日、同校体育館であり、生徒たちが来場者を前に楽しいステージを繰り広げた。

 昨年はコロナ禍で中止となり2年ぶり18回目。公演名のJAMは英語で「詰め込む」という意味があり、部活動や学校、世代の枠を超えて参加することから名付けた。

 合唱部6人、吹奏楽部7人、美術部6人をはじめ津和野中学校合唱部、町民有志の賛助出演を得て開き、計約40人が出演した。

 合唱部はゴスペルの「ヘイル・ホーリー・クイーン」、吹奏楽部は「ルパン三世のテーマ」などそれぞれ6曲を演奏。美術部は会場に展示した絵画やイラスト、写真約80点をスライドで紹介した。

 フィナーレは3部合同でアイドルグループ・嵐の「ふるさと」を披露。生徒や保護者ら約120人が拍手を送った。

 JAM実行委員長を務めた津和野高校合唱部の桜井初花(ういか)部長(17)=3年=は「来場者に楽しんでいただけるよう、半年がかりで曲目や構成を考えて準備した。やってよかったと思う」と充実感を漂わせた。(中山竜一)