今回のテーマは「2023年、わが子の成長を感じた出来事は?」です。愛情あふれる投稿が寄せられました。紙面では紹介しきれなかった全ての投稿を掲載しています。(内容は分かりやすく編集・要約しています)
1、私は40代の時に、子宮筋腫の手術をして子宮と右の卵巣を摘出しました。その後、更年期障害と、うつ病になり、当時小学生だった息子にも、不安や心配をかけました。今も定期的に心療内科を受診しています。10年以上、主治医である女性医師のおかげで、反抗期が中学、高校と長く強かった息子を育て上げることができました。社会人になり色んな経験をして、私の将来を考え病状が悪化したり、認知症になっても、大丈夫なように、今年その息子が私の保護者として、初めて主治医に会って面識を持ってくれました。子育てで迷ったり、悩んだりした時の主治医のアドバイスが穏やか、かつ的確で主治医が半分、息子のお母さんと言っても過言ではないです。病気になってつらい時もたくさんありましたが、こんなに頼もしく、うれしいことがあった今年、病気になったからこそ結ばれたご縁に感謝、感謝です。(かわらなでしこ、60代)

2、小5の息子。スポーツ少年団に入っています。以前から、体力の無さを指摘されていたのですが、先日の県大会予選前のある日から自主練として朝、ランニングを始めました。初めは、私が一緒でなければグダグダして走らなかったのですが、最近は小雨の降る朝、少し寝坊した朝でも「走る!」と自分から「やめる」ということはありません。走ることも好きな方ではないし、毎朝、何度も起こさないといけない息子なので、こんなに自発的に続くと思っていませんでした。小さい頃の何かができるようになる成長とは違い、頼もしく思える成長を感じています。きっと、毎日の積み重ねが生きてくるはず! がんばれ!(スポ少応援ママ、40代)
3、息子も娘も成人しています。早春に娘が出産しました。何をやってもボンヤリ頼りない娘が人の子の母になろうとは! 近年まれに見る安産と先生にほめられていました。子供の扱いも肝が据わって堂々としたもので、驚くやら安心するやら…案ずるより産むが安しってこれだなと感心しました。長いようであっという間の子育てでした。かわいいわが子の存在こそが幸せだと思って楽しく子育てしてほしいです。あなたに会うために生まれて来たのだから。
4、4歳年中です。今年はデビューや初めての体験が多い一年でした! 石見神楽の舞台での手拍子、音楽教室の発表会など。保育園では、縦割り保育が始まり、年上の友達から刺激を受け、絵と字、折り紙の上達の速さに驚いています。そして、1年の最後を締めくくり「お姉ちゃんになること」です。12月にきょうだいが生まれる予定で、お迎えする準備をしています。親としては「お姉ちゃん」というプレッシャーはかけないようにしつつ、人としてどんな成長をしていくのかとても楽しみです。(かか&とと、30代)

5、わが家の中3、中1、小6の孫のことですが、ひとり親家庭で母親は仕事柄、帰宅が遅く、それぞれ部活で疲れているにも関わらず、母親に協力しようと夕飯を作ったり、洗濯物を取り入れて畳んでいたりしています。誰に言われた訳でも無く、忙しい母親の様子を見ていて自ら家事の手伝いをしています。その忙しい母親(私の娘)から「子どもたちが家のことをしてくれてて、すごくうれしい」と涙ながらに電話をして来たこともありました。わが子のために頑張っている母親、母親のために協力する子どもたち。黙っていても親の背中を見て、子どもは育つんだと、子どもたちの成長と、ちょっと心に温もりを感じた年になりました。
6、成長を感じたことは、5歳になった長男がお兄ちゃんになったなあということです。昨年末に妹が生まれ、ぬくぬくと1人を満喫していたもので(笑)、初めはうれしかった妹の誕生も、自分の思うようにならないことや、家族の目や手が妹に向きがちなことで葛藤し、不安定になったこともありました。しかし、最近では自分なりにお世話をしてくれるようになり、「ほら、好きなやつだよ!」と好みのテレビや音楽を付けてくれたり、買い物に行くと母の間違いに気づき、「それ、オムツSサイズだよ?」「ヨーグルトも買っとく?」などの会話や、重い荷物は率先して持ってくれるなど、頼れる男になりました! 体格はもちろんのこと、言動も一丁前になって(笑)、まだまだやんちゃで手がかかることも多いし、妹へのいじわるも目立ちますが、「抱っこして」と甘えてくれるうちに、たくさん抱っこしたいなと思うこの頃です!(お母さん5年目、30代)
7、高3の息子の進路が決まりました。来春から県外で寮生活をします。息子は、先日、何年かぶりにぜんそく症状が出ました。医療機関を受診すると、息子が自分の状態をきちんと話していました。やっとそれができるようになったのだ、1人で受診ができるようになると思いました。中2の娘の成長としては、最近、幼児・小学生のときに遊んでいたおもちゃを自分でゴミの仕分けもして捨てることができるようになりました。おもちゃが置いてあったクローゼットは、これからは、本来の洋服用に使うようです!(やっこ、50代)

8、明らかに、友達との付き合い方が変わりました。低学年の頃は、集団で自転車、鬼ごっこ、水遊びの毎日でしたが、3年生の夏頃からパッタリそれがなくなり、特定の子と遊ぶようになりました。「◯◯さんはもう…」と常々文句を言いながらですが、結局気心が知れている? お互い一人っ子、性格は正反対ですが、友だちも結局遊びに来ていて、2人で毎日でも遊べるようなのです。息子は、とにかく何でもあの人にだけは勝ちたい!と言っています。これからも、切磋琢磨しつつ、ずっと仲良しでいてほしいものです。(類は友を呼ぶ)
9、今年、子どもの成長を感じたこと、それは、娘の挙式です。とにかく甘えん坊で、親もかわいがって、ずっと一緒にいてくれる、そんな風に思っていたのですが。高校卒業後には県外に進学し、そのまま就職、そして結婚。どんどん親離れして、自立して、伴侶を見つけ…。しかし、私の心は追いつかず、何かあるたびに娘が遠くに行ってしまうようで、寂しくて素直に喜べませんでした。でも、挙式の際、これまで見たことのないような娘の笑顔を見て、やっと子離れできたような気がしました。見えないところで成長していたのですね。(240、50代)
10、2歳の息子は、保育園でいろいろなことを学んで帰ってきます。トイレトレーニングをはじめ、数を数えたり、リンゴのことを「アップル」と呼んだり。「順番こ」と言って、他のお友達と順番で遊ぶようにもなりました。親が教えてあげられないなか、保育園の先生方には感謝しかありません。(下校中球児、30代)
次回テーマ 育児の分担、どうしてる?
次回のテーマは「育児の分担、どうしてる?」です。夫婦の協力が求められていても、負担はまだまだ母親に偏りがち。皆さんのご家庭はどうでしょうか。分担の仕方やパートナーへの感謝、「ワンオペ育児」の大変さもお待ちしています。匿名オッケーですが、できるだけペンネームと年齢(年代)を記してください。
◆担当記者から 長男(2)の入浴は生後まもなくから夫が担当しています。保育園の送迎は主に私ですが、その他の世話は状況によって、手の空いている方が引き受けます。わが家の場合、役割を緩く決めていることで円滑にできています。(山口春絵)
=締め切りは1月14日=
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