音楽愛好家2人による演奏会が24日、松江市東朝日町の朝日公民館であった。「追憶のクリスマス演奏会」と題し、往年のフォークソングなど13曲をアコースティックギターで奏でて歌い、来場者を懐かしいひとときに誘った。
演奏したのはパート従業員の福田純二さん(72)=松江市西川津町=と、会社員の長妻靖さん(65)=同市浜乃木2丁目=でつくるデュオ「中州リバーサイドクラブ」。10年ほど前から社会福祉施設などを回っている。新型コロナウイルス禍で活動を中断していたが10月から再開し、住民や友人に呼びかけて演奏会を開いた。
「22歳の別れ」や「旅人よ」など2人が得意な曲や慣れ親しんだ曲を披露し、参加者7人は穏やかなメロディーに合わせて体を揺らした。「知床旅情」「思い出の渚(なぎさ)」が流れると参加者の一部が立ち上がり一緒に歌って、盛り上がった。
松江市竪町の中島健治さん(86)は「アットホームな演奏会で温かい気持ちになった」と満足そう。長妻さんは「緊張したが演奏後にもらう拍手がやはりうれしい」とほほ笑んだ。(高見維吹)