生徒にクマの特徴を説明する鈴木香菜さん=浜田市金城町下来原、市立金城中学校
生徒にクマの特徴を説明する鈴木香菜さん=浜田市金城町下来原、市立金城中学校

 【浜田】北海道や長野県でクマに襲われてけがをする人が相次ぐ中、クマの特徴や遭遇時の対処法を学ぶ出前授業が18日、浜田市金城町下来原の市立金城中学校であった。同町でも目撃情報があり、全校生徒約100人が身の守り方を確認した。

 講師を務めた県西部農林振興センター林業部の鈴木香菜さん(34)は、クマは時速40~60キロで走るほど俊敏だが性格は臆病だと説明。親離れや雄が雌を探す時期に当たる夏場は行動範囲が広がるため注意が必要と呼び掛けた。クマよけの鈴を身に付け、出合ったら大きな声を出さずにゆっくり逃げるよう求めた。

 樹木の伐採でクマがすむ山と人里との境界線をはっきりさせることが重要で「人間とクマのすみ分けを徹底することが被害を防ぐ」と述べた。

 3年の藤若暖菜さん(15)は「金城町はクマが出ることが多いと聞くので、勉強になった」と話した。市金城支所によると、4月からこれまでのクマの目撃情報は5件。市内全域では計33件という。 (宮廻裕樹)