この小説に派手な仕掛けがあるわけではない。空気をのんでしまい、おなかが張る呑気(どんき)症を持つ高校2年の薫は春から高校に行かなくなった。家でじっとしていると学校の嫌なところばかりが脳裏をよぎ...