宮崎駿監督のアニメ映画が原作の舞台「千と千尋の神隠し」。主人公の千尋役を俳優の橋本環奈と上白石萌音に加えて、川栄李奈と福地桃子が務める。3月から東京の帝国劇場を皮切りに全国各地で上演するほか、ロンドン公演も実施。新たな挑戦に向けて羽ばたく2人に作品の魅力や意気込みを聞いた。

 ―オーディションで決まった時は。

 川栄 「千と千尋―」は私自身ジブリ映画の中でも一番好きだったのでうれしかったし、(少女の役なので)今のこの年(28歳)でしかできない舞台だと思いました。30代だったら選ばれなかったかも。とにかく楽しもうという気持ちです。

 福地 自分が千尋をやるのかと驚きもありましたが、大切な記憶のある作品でしたので、参加できることが決まりうれしかったです。さらに...