昇格記念の企画展で並ぶ木村庄之助さんの写真や書=出雲市駅北町、アトネスいずも
昇格記念の企画展で並ぶ木村庄之助さんの写真や書=出雲市駅北町、アトネスいずも

 大相撲初場所初日に合わせ、第38代立行司・木村庄之助さん(64)=本名今岡英樹、出雲市出身=の庄之助昇格を記念する企画展が14日、出雲市駅北町のアトネスいずもで始まった。行司の最高位に上り詰めたこれまでの歩みを、写真や書など約40点で振り返る。1カ月程度展示する。

 庄之助さんは出雲第二中学校から高田川部屋入り。1975年が初土俵で、2018年に立行司・式守伊之助に昇格した。昨年12月に、15年から空位が続いていた庄之助になったのを記念し、出雲場所実行委員会が企画展を開いた。

 会場には、入門当時のはだし姿や、昇格を重ねて金色など、華やかな装束で取組を裁く写真が並ぶ。力強く「不動心」と書いた書のほか、昨秋開催した出雲場所の板番付もあり、板番付には庄之助さんは伊之助の名で記されている。

 展示を担当した実行委の大菅健一さん(54)は「これまでの庄之助さんの活躍を見てもらい、初場所の土俵にも注目してほしい」と話した。開館時間は午前10時~午後6時。

 (佐野翔一)