日本の防災を変えた1995年の阪神大震災で、最も重要な教訓の一つが住宅の耐震化だった。古い木造家屋が倒壊し、多数が犠牲になった29年前の被災は、今回の能登半島地震と重なる。能登半島のように高齢化が著しく、費用の負担感から耐震化が進まない現状...