畳の上で札を取り合う参加者=益田市元町、市民学習センター
畳の上で札を取り合う参加者=益田市元町、市民学習センター

 益田市ゆかりの万葉歌人、柿本人麻呂(人麿)にちなむ「柿本人麿万葉かるた大会」が28日、同市元町の市民学習センターであった。小学生から一般まで35人が参加し、読み手の声に集中して素早く札を取り合った。(藤本ちあき)
 

 郷土の歴史文化の継承と競技かるたの普及を目的に、益田ライオンズクラブと市かるた協会が毎年開催している。

 競技は個人戦のみで、初級者向けの五色かるたを使った初心者の部のほか、25枚ずつで対戦する小学校低学年から高校一般までの7部門に分かれて実施。益田市や津和野町のほか、出雲市や大田市などから集まった参加者が、真剣な面持ちで札を取り合った。

 小学校6年の部で優勝した益田市立吉田小の大峠ひよりさん(12)は、課題だった前半から調子が出てライバルに勝利できたと振り返り、「小学生として出る最後の機会。絶対勝ちたいと思っていたのでうれしい」と喜んだ。

 各部の上位成績者は次の皆さん。

 【個人】初心者黄 (1)今井桜子(西益田小3年)(2)稲葉千乃(益田・吉田小3年)(3)品川譲二(津和野小2年)小林遥(匹見小2年)▽小学校下学年 (1)栗栖大頼(津和野小3年)(2)奥田千紘(益田・吉田小3年)(3)西村公花(出東小2年)▽小学4年 (1)品川光太郎(津和野)(2)大畑晴(益田・吉田)(3)西村咲希(出東)大畑爽和(日原)▽小学5年 (1)中島陽菜子(益田・吉田)(2)若槻桃花(大津)(3)岡来望(益田・吉田)大畑夢(同)▽小学6年 (1)大峠ひより(同)(2)倉本凰楽(同)▽中学校 (1)享保莉梨(益田中1年)(2)下森陸人(東陽中3年)▽高校一般 (1)吉田琴音(益田高)(2)西田収美(益田市かるた協会)(3)石倉由菜(石見智翠館高)並河智之(西益田いなずま会)