元島根県古代文化センター長の宍道正年さん(75)=松江市西津田10丁目=が28日、安来市伯太町赤屋の赤屋交流センターで、近くの小丸子山1・2号墳について講演した。古代の幹線道路とみられる谷筋にある立地や石室の構造などの研究を踏まえ「赤屋は古代出雲の東の玄関だった」と持論を展開した。

 小丸子山1・2号墳は赤屋地区の谷沿いの山に古墳時代後期(6~7世紀)に築かれた前方後円墳。全長35メートルという規模から有力な...