江津市の中村中市長が28日、モダニズム建築として知られる旧市役所本庁舎(同市江津町)について、公共施設としての利用を断念し、民間譲渡を最優先とする市方針を公表した。改修費を含めた将来的な市財政への負担が重く、市所有は困難と説明した。譲渡先が見つからなければ、解体して跡地利用を検討することとなる。

 28日開会の3月定例市議会冒頭の施政方針演説で表明。演説後、中村市長は...