JFしまねの元職員が在職中に5700万円余りを横領していた問題で、島根県が26日、水産業協同組合法に基づき、職場だった境港支所(境港市昭和町)に検査に入った。おおむね事実を確認したといい、検査書をまとめてJF側に再発防止策を求める考え。

 県農林水産総務課団体検査室の職員ら6人と公認会計士が、帳簿や通帳などの資料や、入出金の管理体制などを調べた。JF側は岸宏会長ら5人が対応した。

 県によると、検査の冒頭で岸会長が「組合員にご迷惑をお掛けした」と述べた上で、県にも事実関係の報告が遅れたことについて謝罪した。

 県は、岸会長らに聞き取りし、横領の事実を確認した。終了後の取材に対して同室の加藤智治室長は「おおむね全容は見えた。これから、検査書を取りまとめる段階」と話した。手口などについては「刑事事件になる可能性があるため、回答は差し控える」とした。

      (古瀬弘治)