民事再生手続き中の旅館「白扇」(米子市皆生温泉3丁目)を巡り、地元企業をスポンサーとして再建を目指す旅館側の2回目の説明会が14日、米子市内であった。今月1日付で役員が経営責任を取って退任し、債権の弁済財源となるスポンサー企業からの借り入れを前回示した「4億4千万円」から「5億円」に引き上げると説明した。
白扇再建を巡っては、メインバンクの米子信用金庫(同市東福原2丁目)も鳥取地裁米子支部に、東京都内のホテル再生事業者に土地や建物を売却して事業譲渡する「対案」を提出している。昨年4月の民事再生法の適用申請から1年近くがたつ中、裁判所を挟んだ調整が続く異例の事態となっている。
この日は...