誤って低濃度の新型コロナウイルスワクチンを高齢者に接種した米子市は、対象者約140人に抗体検査を行う。ウイルスへの抗体が得られたかを判別する検査で、2回とも基準未満(陰性)だった場合、希望者にワクチンを再接種する。
1日に発表した市によると、誤接種の疑いがある153人に検査を呼び掛けたところ、約140人が応じた。3日に市内3カ所で全員を調べて陰性の対象者にのみ、10日に再検査する。再び陰性だった場合、希望に応じて再接種する。
誤接種は6月12日、市役所淀江支所(米子市淀江町西原)で最大6人に発生。対象者を特定できず、市は鳥取大医学部付属病院(同市西町)と対応策を練っていた。 (田淵浩平)