バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)がいよいよ大詰めとなり、25日から横浜アリーナで決勝が始まる。32勝28敗で西地区4位に終わった島根スサノオマジックがCSに出場できなかったのは、なぜなのか。また、新シーズンで雪辱を果たすのは何が必要なのか。CSに出場した8チームと比較しながら「バズソースタイル」をキーワードに探ってみた。(清山遼太)

ポール・ヘナレ監督が掲げる「バズソースタイル」は、素早く歯が回る丸のこのように攻守を切り替え、40分間走り抜く「堅守速攻」のバスケットボールを指す。疑問に感じたのは「このスタイルは、本当に島根だけの特徴なんだろうか」だ。
主将の安藤誓哉は11日のシーズン終了報告会見で、「元々、自分たちが2年前にバズソーと言いだしてやって来たが、最近は激しいディフェンスから攻撃につなげるチームが増えてきた」と振り返るように、堅守速攻はもはや島根の専売特許ではない現実を物語っていた。
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