交通事故や詐欺被害防止を呼びかけるチラシを配布する吾郷弘章署長=大田市長久町、イオン大田店
交通事故や詐欺被害防止を呼びかけるチラシを配布する吾郷弘章署長=大田市長久町、イオン大田店

 【大田】交通死亡事故や交流サイト(SNS)を通じた詐欺被害が増えていることを受け、大田署が19日、大田市長久町のイオン大田店で緊急の街頭活動を実施し、注意を呼びかけた。

 大田市では16日夜、久利町の県道で横断中の歩行者がワゴン車にはねられ、亡くなる交通事故が発生した。SNSでの投資詐欺や恋愛感情などを逆手にだまし取る「ロマンス詐欺」についても、市内では確認されていないが、島根県内では今年、既に2億6千万円を超す被害が確認され、昨年の被害額を上回っている。

 街頭活動は署員と大田地区地域交通安全活動推進委員の計10人が参加した。買い物客に、反射材の着用の呼びかけや詐欺の手口を書いた啓発チラシを配布した。吾郷弘章署長は「交通安全に十分気を付けてほしい。投資も絶対にもうかるという甘い話はないので注意して」と呼びかけた。(勝部浩文)