ヒガンバナの球根を植える旭小学校の児童たち=浜田市旭町丸原
ヒガンバナの球根を植える旭小学校の児童たち=浜田市旭町丸原

 【浜田】浜田市旭町丸原、旭小学校の児童と地域住民が28日、近くの島根あさひ社会復帰促進センター入り口の道路沿いにヒガンバナの球根を植えた。地域一体となって受刑者の立ち直りを支える景観づくりに汗を流した。

 住民からの提案で、旭小とセンターの協力事業として実施した。5、6年の児童38人に、地域住民や犯罪防止ボランティア団体の関係者、島根県立大生ら約100人も加わった。球根1500個はセンターが用意した。

 植えたのは、センター正面の道路沿いの幅1メートル、長さ100メートルの石垣棚で、植えやすくするための事前の土起こしは、受刑者が作業に協力した。

 児童はスコップを使って穴を掘り、大人に教えてもらいながら一個一個を丁寧に植えた。5年生の伊藤潤乃助君(10)は「咲いた花を見に来たい」と笑顔で話した。(吉田雅史)