御陵周辺の修繕状況を確認する山岡和徳さん(左)=安来市伯太町横屋、比婆山久米神社
御陵周辺の修繕状況を確認する山岡和徳さん(左)=安来市伯太町横屋、比婆山久米神社

 安来市伯太町横屋、比婆山山頂の比婆山久米神社そばにある、神話に登場する女神・イザナミノミコトが眠るとされる御陵周辺の修繕の資金集めに地元住民らが取り組んでいる。

 比婆山は標高約300メートル。参道の整備に取り組む地元住民が2012年の「古事記編さん1300年」を機にあずまやなどを修繕したが、鳥取県西部地震で崩れた御陵の玉垣や塀の修繕は手付かずだった。

 全国のイザナミゆかりの地を巡っている津田あゆこさん(56)=兵庫県尼崎市=が比婆山崇敬会を立ち上げた。宮司や氏子の理解を得てクラウドファンディングを実施し、24年1月から3月末までに約2300万円を集めた。

 玉垣の補修などは進んだが、資材価格の高騰などで塀などの修繕には500万円足りないことが分かった。第2弾のクラウドファンディングを10月から12月9日まで実施し、約850万円が集まった。

 津田さんは「御陵周辺の修繕が必要と感じた。多くの人に比婆山に愛着を持ってほしい」と願う。氏子総代の山岡和徳さん(65)=安来市伯太町峠之内=は「地域の高齢化が進み、全国から協力を得て取り組みたい」と呼びかけた。

(中山竜一)