高橋美穂さん、芦原充さん姉弟のデュオリサイタルのチラシ
島根県内外で演奏活動をしているバイオリニスト、高橋美穂さん（５６）＝出雲市在住＝と弟の芦原充さん（５２）＝大阪府豊中市在住＝のリサイタルが２９日、出雲市駅南１丁目のビッグハート出雲である。バイオリンの名手でもあったパガニーニやサラサーテらの超絶技巧曲を、息の合った演奏で聴かせる。
２人は松江市出身。ともに独奏家としてだけでなく、室内楽奏者の一員や、協奏曲の独奏者として各地の管弦楽団と共演。後進の指導にも取り組む。
今回は、「ヴィルトゥオーゾ（音楽演奏の名人の意）・ヴァイオリンの世界」と題して、二つのバイオリンのために作曲、編曲された９曲を予定。演奏技術の発達順に構成し、最後にパガニーニ作曲「２４のカプリスから第２４番」、サラサーテ作曲「ツィゴイネルワイゼン」を披露する。
芦原さんは、超絶技巧作品ばかりを演目にした意図を「クラシック音楽はヴィルトゥオーゾの上に成り立つ芸術」とし、「バイオリニストのロマンと飽くなき挑戦を２台のバイオリンでホールに響かせたい」としている。
午後３時開演。入場料は大人３千円、高校生以下２千円。就学前の乳幼児の入場は不可。問い合わせは高橋さん、電話０９０・６４３６・７７４５（午前９時～午後５時）。
