日本テニス協会は13日、男子の錦織圭(34)=ユニクロ、松江市出身=がパリ五輪のシングルス出場権を獲得したと発表した。国際テニス連盟(ITF)から通知があった。錦織は2008年北京大会から5大会連続の五輪出場となる。
14年の全米オープンでアジア人初の準優勝を果たした錦織は、15年に世界ランキングで日本人として最高の4位を記録。16年のリオデジャネイロ五輪男子シングルスで銅メダルを獲得し、日本テニス界に96年ぶりのメダルをもたらした。21年の東京五輪は準々決勝で敗退し、8強だった。
シングルスの五輪出場権は10日付世界ランキングで男女共に各国・地域4人を上限に上位56選手に優先的に付与される。125位の大坂、286位の錦織は出産、負傷した選手に対する特別ランキングが適用された。今後、けがによる辞退やツアー優先のための欠場が出た場合は圏外の日本選手が繰り上がる可能性がある。
錦織とともに、女子の大坂なおみ(26)=フリー=もシングルス出場権を獲得した。
(清山遼太)













