今回のテーマは「食生活の悩み」です。食事時の大変さに共感する人も多いのでは。紙面では紹介しきれなかった全ての投稿を掲載しています。(内容は分かりやすく編集・要約しています)

 1、別世帯で生活している娘はシングルマザー。高1、中2、中1の育ち盛りの子3人を1人で育てている。このところの物価高で食生活には苦労しているようだ。「手作りするより総菜を買った方が安上がり」という声を多く聞く中で、娘は子どもたちのために、手作りにこだわっている。この春から高校へ通い始めた子は弁当が必要で毎朝、娘と孫が作っているそう。「高校も給食にしてくれたらいいのに」と愚痴っていたそうで、気持ちは分かる気がする。物価は上がるのに給料は上がらず、食材を買いに行けば、ちょっと買っただけなのに数千円も払うことに。ボーナス時期に家族そろって外食していたが、この物価高でご無沙汰だし、すき焼きや焼き肉なども長い間、口にしていない。今じゃ、もやしメインで日替わりで炒めたり煮たりで毎日のメニューにも苦労している。時々、自分にごほうびとして、こっそりスイーツを買っていた頃が懐かしい。(紫陽花、60代) 

 2、娘は「私、肉食女子!」と言うほど、お肉が大好き。ぎゅうちゃん、ぶーちゃん、とりちゃん、何でも食べます。一方、母は野菜好き。毎日野菜のおかずを作りますが、お肉以外に関心のない娘に細かく切ったり混ぜたりなど手段を尽くすも、きれいに野菜を別皿に移し効果なし。落ち込む日々でしたが、元気に育っているし、気にせずいこう!と割り切るように。そして、ある日、スーパーに買い物に行き、いつものように野菜売り場でその調理法やおいしさを伝えていたら、「カボチャいる! ブロッコリー好き」などと言うではありませんか。帰宅後、洗う、盛り付けなど一緒にやると、少しずつ食べるようになりました。最近の娘のお気に入りは、おからコロッケ。避けていたタマネギも「おいしい!」とペロリです。(カワウソのうた、40代)

 3、野菜を食べてくれない! わが子たちにもありました。庭があったので、2畳くらいの畑を作り、主に夏野菜の苗を植えて育て親子で成長を観察しながら楽しみました。野菜の花はかわいいですし実がつき大きくなって、それをいただくことの喜びを伝えていました。アパート暮らしで畑は無理なら、カイワレ大根やとうみょうなど根のスポンジの部分に水を含ませてトレーにつけて窓辺においたら、再度少し食べられるくらいになります。みそ汁やスープにのせていただくこと、小さなことですが親子で続けていくと、子どもさん、野菜を食べられるようになるかもしれません。(かわらなでしこ、60代)

離乳食を食べさせてもらう子ども


 4、野菜が苦手な5歳児です。時間はかかりますが、4歳頃から残さず食べるようになりました。生野菜は食べられますが、ほぼドレッシングやマヨネーズを食べている状態です。給食は完食しているようです。そしてついに0歳児の離乳食も始まりました! ようこそ人間界の食へ! これからどんな好みが出るのか楽しみです。(asかか、30代)

 5、長男は小さく生まれてしまったので、とにかく食べることを無理強いさせてしまったのが反省です。離乳食もほぼ無理やり口に押し込んだようなこともありました。小食、食べるのも遅く、「食」から解放されたのは、やっと最近、小学校中学年になってからです。もちろん、苦手な物はあり、甲殻類(エビ、イカ、タコ)やきのこ類は嫌がります。でも、少しは給食で食べてるからいいや、と家庭では一切れ食べさせる程度です。言えるのは、よく学び、よく外遊びでしょうか?! そういえば、好き嫌いの多かった私にも、親は何も言いませんでしたが、ずっと元気でいました。育児をしたての頃は、不安と思いますが、長い目で見てもらったらと思います。(ほたる、40代)

 6、食事の時にあまり食べてくれないことが多かった。多分それは子どもが食べたいときに食事ができてなかったため。共稼ぎのわが家では子どもが学校、習い事などから帰り、お腹がすいている時に食事の準備が間に合わず、お菓子とかを食べてしまい、夕食を食べないなどという時が多かった。専業主婦の家庭がうらやましかった思い出がある。そんな場合に作り置きを冷蔵庫にでも用意しておき、子どもが腹が減り食べたいときにチンをすれば、食べられるようにしておけば良かったという反省もある。

 7、現在離乳食中期の子どもがいます。何でも食べてくれてうれしいのですが、アレルギー反応が出ないか、硬さや大きさは発達に合っているか、ドキドキしながら進めています。これからもいろんな食べ物と出合えるのを一緒に楽しもうね!(ちょこ、30代)

 8、3歳の息子がいますが、外食の際は絶対にうどんに行くと譲りません。うどん以外の物を食べさせたいのですが、食わず嫌いなのか、チャレンジしてくれません。お父さんは、ほかのご飯を食べたいんだよ~(うどんの時間でーす)

 9、離乳食の時期は、日によって食べる物、食べない物が変わり、とても困りました。「この前は食べたじゃん!!!」と何度イライラしてしまったか分かりません。成長の段階に合わせた大きさに食材を刻むのもストレスでした。喜んで食べてくれたらこの苦労も報われるのにといつも思っていました。果物は比較的よく食べてくれたので、フルーツヨーグルトには何度もお世話になりました。今でもわが子は果物が大好きです。(れもん、20代)

食卓を囲む家族。一緒に食べる楽しさの半面、偏食やマナーの心配など心配も尽きない


 10、一定のものしか食べてくれないのが悩みです。ご飯やパンなどの炭水化物は食べてくれるものの主菜副菜は食べません。唯一食べられるのはチキンナゲット、トマト、ヨーグルト、魚肉ソーセージ、幼児用チーズ、バナナをはじめとした果物全般。連絡帳の食事の欄に記入するものがこの選択肢しかなく、書くのがつらいです。何も食べないわけにはいかないので食べてくれるものを食べさせていますが、栄養面では心配しかありません。そのため断乳に踏み切ることもできず、1歳7カ月が過ぎました。保育園では気分が乗ればおかずもチャレンジしてみているようですが、家ではなかなかそうはいきません。周りに相談してもいつか食べるようになるよと励まされますが、そのいつかっていつ?! 世の中にはたくさんおいしいものがあるので、それを知ってもらうにはどうすればいいのか試行錯誤の毎日です。(ねこまみれ、30代)

 11、大学1年の息子は、中学生まで、偏食なく食べていました。が、高校生になると、プロテインを飲んだり、ダイエットのために、主食を白米ではなくキャベツにしていることもありました。食事や弁当に関する文句をたくさん、祖母や私に言っていました。息子は、自分の食生活を試行錯誤していたのだろうと思います。どの年代でも、食生活の悩みは、あると思います。今は、大学の寮に入り、調理師免許のある寮母さんのバランス良い食事を食べて、本人も私も安心しています。(やっこ、50代)

 12、おとなしく座らず椅子の上に立って遊ぶので、座らせるのに毎回一苦労。作ったご飯も、使っている食器も、わざと投げたり落としたりするので、毎日片付けの時に悲しくなる…。(このか母、30代)

離乳食を嫌がって泣く子ども


 13、息子の2歳の誕生日。離乳食期も終わって、大人とほぼ同じものが食べられるようになっていたので、メニューは何にしようかなと、わくわくしながら考えました。手作りが良いし、栄養バランスも大事。そして、お祝いの赤飯をお花の型にはめて盛り付け、デミグラスソースのハンバーグに野菜たっぷりサラダに決めました。迎えた誕生日、息子は全く食べず。とてもガッカリしましたが、息子にとって食べたいものではなかったのかなと改めて思いました。それ以降の誕生日は、食べたいものを何でも食べられるよう、外食もOKにして、リクエストにこたえています。(238、30代)

 14、6、4、0歳の子どもを育てています。よく食べてくれるものが3人とも違うのが悩みです。そもそも0歳は離乳食なので、全員で一斉に食べられるおかずが限られてくる中、好みも違うとなると献立を考えるだけで一苦労。ごはんとみそ汁なら割とみんな食べるので、みそ汁の具を日替わりにするなどして工夫しています。(すいか)

 15、朝7時半には出発する小1の娘。朝食をしっかり食べてほしいのですが、起きてすぐは食欲がないようで困っています。なるべく早く起こしてお腹をすかせてもらうようにしていますが、食べやすくするのも大事なのかな?と試行錯誤中です。一口サイズのおにぎりを何個か用意したり、みそ汁の具はダメでも汁だけは吸ってもらったり。他のご家庭の朝食の工夫も知りたいです!(あさがお)

 16、1歳1カ月の娘はご飯を食べさせようとハイチェアに乗せてもすぐ降りたがりじっとしていません。抜け出してはテーブルの上に登って困っています。結局テーブルから床に下ろして歩きながら食べることになり、部屋の至るところからカピカピに乾燥したご飯粒が発見されるのが日常茶飯事。まだ幼いので仕方ないかもしれませんが食べさせるのに一苦労です。ゆっくり食事を楽しむことのありがたさを痛感する日々です。(まいまい)

 17、食生活で心掛けていることは、毎日ほぼ同じ時間に3食を食べる・バランスの取れた内容にする・キャベツ、レタス中心の生野菜は毎回欠かさず食べる。夏はトマト、キュウリ、ブロッコリーとたくさんあるから助かる。2人だけなので、ゆったり和やかに楽しく時間を過ごすことです。(タカボー、72歳)

 

次回テーマ 子どもの言葉遣い

 次回のテーマは「子どもの言葉遣い」です。成長するにつれ、時に乱暴な言葉を使うこともありますよね。やめてほしいけど、どう伝えたらいいか悩むこともしばしば。皆さんのご家庭ではどうですか。体験談を教えてください。匿名オッケーですが、できるだけペンネームと年齢(年代)を記してください。

 ◆担当記者から
 長男(5)と話していると、「どこでそんな言葉覚えたの?」と思う瞬間があります。親の会話やテレビから流れる音声を聞いて覚えることがあるようです。感心するのと同時に、強い言葉を使うこともあるので悩んでいます。 (吉田真人)

 =締め切りは7月15日=
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