バレーボールの2022年日本代表候補にも入った、男子Vリーグ1部・大阪ブルテオン(前パナソニックパンサーズ)の中村駿介選手(25)=セッター=らを招いた教室がこのほど、松江市八束町波入の八束体育館であった。10月、佐賀県内である国スポに向けた島根県強化選手の高校生19人が一流の技術に触れた。
教室はパナソニックスポーツ、山陰パナソニックと松江市の協定に基づいて開き、チームの山口裕太郎アシスタントコーチ(25)も参加した。
2人はトスやレシーブ、スパイクなどの基本練習に交ざりながら「スパイクを打つ際に右肩しか動いていないので、左右が入れ替わるイメージで」「返球が乱れても常に一番良い形で次の動きに入れるように」などとアドバイスした。
実戦形式の練習では、中村選手も高校生に交じってプレーし、的確なトス回しを受けた高校生たちは相手コートに強烈なスパイクを打ち込んだ。
参加した松江工業高校3年の高橋直さん(18)は「レシーブの時に力みすぎないようアドバイスをもらった後、チーム全員の動きがとても良くなった」と話した。
中村選手は「ひたすらボールに触りながら回数を重ねていくことが大事。家族などからの応援に感謝しながら戦ってほしい」とエールを送った。
(白築昂)