「やっぱり、これじゃなくてこっちかな」。テーブルを囲む4人の前に複数のカード。治療やみとり、葬儀の希望など、全てに終末期や死に関わる言葉が記されている。

 札を引いたり手持ちの札を戻したりしているのは、青森県内で働く看護師約80人。研修の一環で、「どうしたらいい?」を津軽弁のタイトルにした「どせばいい?カード」に取り組んでいた。話題にしにくい「死」を気軽に語り合うゲームだ。

 「迷ってください。黙々と、はだめですよ。迷ったときの合言葉は『どせばいい?』です」...