松江市総合文化センターの新しい「音楽プロデューサー」に、オーケストラの事務局などで事業経験が豊富な竹内淳さん(62)が就任した。1日に上定昭仁市長に面会し、地域資源を生かした文化芸術の振興に意欲を見せた。
東京都出身の竹内さんはプロオーケストラの事務局で約10年働き、2004年から、パイプオルガンがある川崎市のミューザ川崎シンフォニーホールの事業企画に携わった。
松江との縁は、23年に改修中だった同センターのプラバホールのリニューアルに向けた講師として訪れたこと。「文化と伝統に根ざした街で仕事ができればうれしい」と感じていたという。
上定市長は、市役所のデッキや堀川遊覧船なども音楽の舞台になると紹介。竹内さんは「市内のあらゆる場所で音楽が楽しめるような事業を考えたい」と話した。任期は26年度末まで。
(森みずき)













